「自分に合ったやり方って、こういうことかもしれません。」
ジムに通ってくださっているあるお客様が、ある日こんなふうに話してくれました。
「なんとなく、自分なりの体重の減らし方が見えてきた気がします。」
それは、誰かに言われた通りにやるのではなく、
自分の生活に合ったやり方を、自分の中で掴み始めたサインでした。
最初は「ボディビルダーみたいな食生活」を目指していた
その方が入会された頃、食事のスタイルは極端でした。
鶏むね肉とブロッコリーばかり
毎日同じメニューで、外食もNG
急激に痩せたい一心で、短期間で結果を出そうとしていた
いわゆる「ストイックな食事」でした。
ですが私は、こういう話をよくするようにしました。
「1ヶ月で−10kg」と「1年で−10kg」は、まったく意味が違う
「短期間で痩せられても、その方法が習慣として定着していなければ、いずれ戻ってしまうんです。」
「逆に、時間をかけて少しずつ痩せた人は、その分だけ“習慣”が身につく。だからリバウンドしづらいんです。」
この話を繰り返す中で、少しずつ視点が変わっていきました。
「痩せる」よりも、「戻らない自分をつくる」
やがてその方は、こう言うようになりました。
「今は数字に一喜一憂しなくなりました。やっと“自分のペース”がわかってきた気がします。」
それはもう、ただ体重を落とすためのトレーニングではなく、
生活そのものに根づいた、自立的な行動になっていました。
成功って、こういうことかもしれません。
結果だけを見ると、ゆっくりな変化かもしれません。
でも、その中には試行錯誤・納得・継続のすべてが詰まっています。
「一生続けられるやり方を見つけた」
その実感がある人ほど、自信を持って前に進めるんです。
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